CB1100のマフラー交換(取り外し編)

新マフラー選定

 マフラーを交換することにした。納車から2年が経ち走行距離は15,000キロを超えた。ノーマルのスタイルは気に入っているのだが、大型とは思えないほど大人しいサウンドなのだ。ノーマルマフラーを満喫したためついに交換することにした。

 新しいマフラーに求める条件は3つだ。ノーマルのスタイル(シングルのメガホン)に近いこと、センタースタンドが使えること、オイル・オイルフィルター交換可能であること。その結果アールズギアのワイバンSingleチタンメガホンに決定。

 バイクの購入店で部品の手配から取り付けまでお願いしようと思っていたところ、アマゾンで新品が定価の半値以下まで下がっているのを発見してしまう。堪えきれずにポチってしまう。

 ここで一つ問題がある。ディーラーでは部品の持ち込みでの取り付けはしてくれない。取付者の責任というのがあるようで、仕入れ先が不明確な部品の取り付けをしないことでリスク管理をしているのだ。いつもお世話になっているお店に無理は言えない。それならば自分で取り付ければ良い。そのほうがより愛着も湧くだろう。

取り付けるバイク

  • CB1100ブラックスタイル(2016年モデル)
  • EBL―SC65(1400000番台)

用意するもの

  • 17mmフレアナットソケット(O2センサーソケット)
  • トルクレンチ(20、22ニュートンが測れるもの)
  • エクステンションバー(10センチ程度のあまり長くないもの)
  • 12mmソケットとソケットレンチ
  • 六角レンチ
  • ガスケット
  • アルコールかシンナー(油脂拭き取り用)
  • レジャーシート

O2センサーの取り外し

 ノーマルマフラーのエキパイにはO2センサーというケーブルが接続されている。これを外さないとノーマルマフラーを取り外すことができない。しかしこれが厄介で、深い場所にあるため普通のレンチでは届かない。また、ケーブルが付いているのでソケットレンチも使えない。そのためソケットの一部が切れて空いているフレアソケットレンチという専用工具が必要になる。

 手持ちの工具でなんとか取り外す人もいるようだが、必要経費と思って購入した方が圧倒的に楽だ。ちなみに私は近所の工具専門店で購入した。単品の取り扱いがなく5種類のセットが2,980円だった。これはノーマルマフラーの取り外しにのみ必要で、ワイバンの取り付けでは不要だ。

フレアナットソケットのセット

ノーマルマフラーの取り外し

  1. レジャーシートを敷き、サイドスタンドで立てる。
  2. フレームへマスキングをする。(念のため)
  3. サイレンサー連結部のボルトを緩める。
  4. タンデムステップの取り付けボルトを外す。(後で再使用)
  5. サイレンサーを後方へ引き抜き、外す。
  6. エキパイ取り付けボルト(後方)を外す。
  7. O2センサーのケーブルをフックから外す。
  8. エキゾーストフランジのナットを外す(8個)。
  9. エキパイを取り外す。
  10. O2センサーを取り外す。
①レジャーシートを敷き、サイドスタンドで立てる。
②フレームへマスキングをする。(心配ならば)
③サイレンサー連結部のボルトを緩める。(下側の錆びているボルト)
④タンデムステップの取り付けボルトを外す。(後で再使用)
⑤サイレンサーを後方へ引き抜き、外す。
⑥エキパイ取り付けボルト(後方)を外す。
⑦O2センサーのケーブルをフックから外す。(2箇所)
⑧エキゾーストフランジのナットを外す(8個)
⑨エキパイを取り外す。
⑩O2センサーを取り外す。

 レジャーシートや毛布を敷くと作業がしやすくなる。純正マフラーはとても重い。取り外す際にフレームを傷つけないようにマスキングをする。そして、エキパイを取り外す前に、O2センサーのケーブルをフックから外しておく。そうしないと、エキパイが細いケーブルで宙吊りになってしまい断線の危険がある。

 エキゾーストフランジナットを外すときに、長いエクステンションだとフロントフェンダーに当たってしまう。取り外しはなんとかなったが、取り付け作業に支障が出たため諦めて近所のホームセンターへ買いに行った。首振り可能なものにしたところ、非常に作業がしやすくなった。ソケット自体も薄いタイプの方が、エキパイに当たらず安心して作業できる。

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